ぴよっと楽しく

主に推し(アーティスト)のことや見聞きした作品など、自分が感じたことをきちんと残す場に。

2019年振り返り -May'n編-

こんなタイトルですがあけましておめでとうございまーす!

うひゃっほーい!

というわけで部員としての2019年ですね。May'n部長30歳おめでとうございました。あのMay'nさんが三十路ですってね。自分が高校生の頃にMay'nさん二十歳だーって騒いでたのが懐かしい。きっちりトレーニングなどされてるのもあるけれど、まだまだ衰えを感じることはないのでこちらもまだまだついていきますよー!っと気持ちを新たにしているところ。むしろここ最近がこの10年見てきた中で一番いいパフォーマンスなまでありますからね。

2015年のポリープ除去手術でのお休みは2,3ヶ月くらいだったけれど、あれ以降声の調子がよくなっただけじゃなく、憑き物が取れたような、とてもポジティブな雰囲気を纏ってステージに立っているのでライ部にいくととても元気になれるのがいい。あと愛嬌ですよね。歌が好きで推してるけどたまに持っていかれそうになる(かわいいと思ったらもうおしまいとはよく言ったものだ)

まずは犬フェス。チケットは当たらずライビュでした。(後ろのオタクに小言を言われつつも)楽しみましたー!いいイベントでしたね。間違いない代表曲ラッシュで概ね期待通りではありつつ、アンコールでコラボとかなく終わっちゃう欲張らなさ加減もなんかフライングドッグらしいというかなんというか。

サプライズの遠ちゃん(真っ赤な衣装かっこよかった!)の後トップバッターが部長。2014年のアニサマT.M.R.×奈々さんの後を任されたり、ちょいちょいこういう大変な局面ありますよね。それだけの実績や期待を受けてるということでもあるのでしょうけど。チェイス・射手座・ダイアモンドクレバスと手堅くまとまっててよかったですね。フライングドッグ的にそこに置いてもらえる扱いなんだなーというのがファン的には嬉しかったです。

そしてまめぐの出番の後にライオン!前回は2014年のMBSアニメフェスで、まめぐは音楽活動休止中でしたね。それからこの犬フェスまでの足掛け5年の間に部長もHj2ツアー中断からのポリープ除去手術の件があり、まめぐも活動再開し、タイミングや理由は違いますが二人とも一つ仕切り直しのような転機があってから初のデュエット。

二人とも今のびのびと歌えてるのかなあと見ている方も清々しい気持ちになるようなステージでした。菅野さんが無事参加できてたら3人でのステージになっていたのかしら。

 

そんな犬フェスを経てライブハウスツアーKICK IT UP! 単独はHj3以来という体たらくだったし、部長のライブハウス公演はどあら追加公演以来なので4年ぶりでごめんなさい。反動?で近畿圏3公演へ。いやー楽しかった!リリース当時に行かなかったから「Stay Alive」なんて当分聴けないかなーと思ってたけれど無事に聴けたり、「You」もやっぱりパワーのある曲だなあと感じたり。何より一番最後に「AMICITIA」でぶち上がって終われるセトリがすばらしかった…もうリリースから2年ですけど、1曲でライ部のハイライトを作れる力強い曲を貰えたなあと。アルバム初回盤3種売りの1つにしか入ってなくて配信も無いのが勿体無さすぎる…超特急さんが「SAY NO」を配信した(元々シングルのFC限定盤c/w。ライブの定番曲)みたいに配信しませんか?

PEACE of SMILE (初回限定盤C)

PEACE of SMILE (初回限定盤C)

  • アーティスト:May'n
  • 出版社/メーカー: フライングドッグ
  • 発売日: 2017/10/18
  • メディア: CD
 

このアルバムに入ってる「運命の太陽」(Q-MHz提供曲)も配信が無くCD買うしかないからみんなお正月の浮かれたテンションで上の「PEACE of SMILE(初回限定盤C)」を買ってください。別にこれを読んだのがお正月じゃなくてもいいです。いつ買ってもいいです。後悔はさせません。もちろん他の2種もいいぞ。個人的には初回限定盤Bの宮川弾さんプロデュース曲が好きだぞ。

さて、KIU3公演行った中で一番印象的だったのは大阪公演でした。この日は個人的にメンタルがめちゃくちゃになってたタイミングで。私は基本的に辛い時にエンタメに救われるってより、ある程度元気だからこそ楽しめるっていうスタンスで享受しており、しんどい時は自力でなんとか立て直すしかないという鉄壁のメンタル引きこもり人間なんですけれども。この日生まれて初めてエンターテインメントに心を救われるという体験をしたかもしれない。

まず2曲目のYouが刺さる刺さる。May'n You 歌詞 - 歌ネット

あとデカかったなーと思うのはこのツアーで毎公演やってた「Shine A Light」の掛け合いパート練習のコーナー。「歌は顔。恥ずかしがらずに笑顔で大きな声で!」といった指導はこれまでに参加した京都・兵庫でも聞いていたし、別にそれまでも結構乗っかってやってたんだけど、気持ちがしんどかったこの日。言われた通りにしていたらShine A Lightが終わる頃に自然と気持ちが上向きになりつつあるのが感じられて。歌ってすごい。音楽の先生とかが言うこと間違ってねえなとなりつつ(でもまあ推しに言われたから素直に聞く、みたいなとこもあるよね)。Shine A LightもPEACE of SMILE収録曲というかリード曲。名盤か???

その後にくる「全部大丈夫」。ツアー後にリリースの曲をツアー後半から解禁していた1曲。この前の兵庫公演ではこの曲の前のコールアンドレスポンスのところで周りの(というかおそらく異変を感じて一旦外に出ようとしたところ、入口付近にいた自分のところでちょうど力尽きて)お客さんが倒れるということもあり、集中できなかった(下敷きになるような形で倒れたので帰ったらまあまあな痣ができていました。みんな体調が優れない時は早め早めの対処をして周りに迷惑をかけないようにしような!)んですが、大阪ではしっかりとコールアンドレスポンスから!Shine A Lightで声を出してからのこの流れよかったですねー。どんどん気持ちが明るくなりました。何より推し(部長)がとびっきりの笑顔で「大丈夫」ってサムズアップしながら歌ってくれる心強さよ。とってもとっても元気がもらえました!「Belief」でぶち上がり、10年間変わらず「ノーザンクロス」を聴ける世界に感謝、「マイヒロイン」もとにかく全力でやることでどんどん気持ちが開けていく…と後半戦は無敵でしたね。そしてアンコールラストのAMICITIAは説明不要の最強ライブナンバー!ここまできたらただただ楽しかった!

大きく特別なことが起こった公演では無かったし、個人的なモヤモヤが吹き飛んだだけかなーと思っていたんですが、「この日のライ部はすごかった」と部長がいくつかのインタビューでこの大阪公演のことを挙げており、そこに立ち会えて、その一員になれてよかったなあと。そしてこの日初めて心を救われる体験をし、部長にずーっとついていくぞ!と決意を新たにしたツアーでした。

 

そんなKIUで発表された、シングル「牙と翼」・ミニアルバム「YELL!!」の同時発売。まさかこんなにまとめて新曲がリリースされる機会がくるとは思っていなかったのでそれだけで嬉しく。KIUで先行披露されていた曲たちも素敵だし、YELL!!というタイトル通り今のMay'n部長が持つ、見る者も巻き込んで皆で元気になっていけるキラキラしたパワーをギュッと詰め込んだミニアルバムに仕上がっていました。かといってそれは押しつけがましい応援ではなく、そっと寄り添うような程良い温度感のもので。

さらにめちゃくちゃ個人的な感想になると、夏の終わりを舞台に「きっと来年もここで会えるでしょう」と歌う「サマー・スライダー」なんてもうイナズマロック フェスで歌うしかない曲だし、ソナポケ提供の「Happiness」もソナポケ=イナズマな印象のおかげで聴くだけで雷神ステージと琵琶湖が見えてしまうと、イナズマでMay'nさんを見たい欲をこれでもかと刺激される一枚。頼む!出てください!セトリも考えてある!

Yell!!

Yell!!

  • May'n
  • アニメ
  • ¥1630

そしてまさかの2枚同時リリースから秋のホールツアーchord G/Dまでの間に間髪入れずに発表されたアズールレーンアニメ版OP決定」。

もう実質フルアルバムリリースしたじゃねえか2019大賞受賞ですよ(混乱している)。しかも話題になることが期待される大型タイアップ!やっぱりまず多くの人に触れてもらうことが大事で、その中で本人の名前は広く知られているような状態だと改めて聴いてみようって思ってもらうのがなかなか大変だよなあというのは他の方を見ていても思うことなのでこういうタイアップはありがてえ。

実際リリース時にはiTunes Store総合1位を1日キープし、CDの売上枚数も初回3種あったアルバムPEACE of SMILEを超えるなど好調でした。曲自体もかっこよかったですしねえ。1サビ終わりの間奏のアレンジは斬新でびっくりしました。

さてこのままツアーの感想にいきたいんですが、その前に一つ2019年のMay'nさんを語る上で外せないイベントが抜けておりました。

 

マクロスクロスオーバーライブ

このイベントのFパートは2019年のハイライトどころか、作品を背負ったライブとして伝説になるレベルだったのではないかと。

私はライビュでの参加でしたが、これが結果的にこのライブが心に突き刺さる一助にもなりました。

各作品後ろに映像が流れたり、始まる前にナレーションがあったりのステージですが、作品ごとにアーティストの色が出ていたというか、結構演出の組み上げ方が異なったのでどのパートも新鮮な気持ちで楽しめてよかったなあと。

そしてFパート。Welcomeで登場したMay'nさ…いや、あれは銀河の妖精シェリル・ノームや…!

当時絶賛ツアー中でしたが、前後の公演と比べても立ち姿が明らかに違ったんですよ…衣装や髪型がどうとかじゃなく立ち居振る舞いから溢れるシェリル・ノーム。"降りてきて"たんです…そのまま射手座へ。デカ箱でも圧倒的なパフォーマンス。だってシェリルだもの。

ランカに交代し「星間飛行」。射手座と星間飛行、この2曲の伝統芸能感たまんねえな全く!(十年一昔)

そして「What'bout my star? @Formo」では当然二人が揃う。聞いてください、僕もうここから涙目でした。(普段ライブで泣かないんです)

詳しいことはわかんないけどなんか部長とまめぐって作品かレーベルか菅野よう子を背負わないと二人で歌えなさそうな雰囲気あるじゃないですか。なんか思いがこみ上げてしまい。

そしてMCを挟んで「Good job!」でしたかね。このMCで「なるべく二人で歌えるような構成にしました」って話をしてたのも上記のことがあって刺さりつつ、察しの良いおたくであるところの私は「まさか…?」と思い始めるわけです(1日目のネタバレは見てなかったけど、雰囲気的になんかやべーのがあったのを感じてたこともあり)。この日ぼくは家でサヨナラノツバサ後半を見てからいきました。一応ね、願掛けを込めてね。

MC後、スクリーンに流れるサヨナラノツバサ最終決戦出撃前のアルトとランカのシーン。

「いやいやまじっすか…いやでも駄目だ…まだ笑うな(突然の月)」

もちろん演奏されるのは「放課後オーバーフロウ」のイントロ。

ここで特筆すべきポイントとして、このクロスオーバーライブで(確か)初めて曲が始まっても映像中の音声(セリフ)も消えてなかったんです。そこでもう察しの良い(以下略)はただただ涙を流し始めるわけです。さっきまで「なんでこのライビュ着席指定なんだよ、ウズウズして仕方ねえよ」と言わんばかりにノリノリだった私が。

しかし放課後オーバーフロウいいですよね。テンポ感でいくと結構"アガる"曲でもありつつ、イントロのフレーズから既に絶妙に儚く切ない雰囲気が出ていて。「マクロスFはTV版しか触れてないなあ」って人にも劇場版前後編の楽曲を知ってもらいたい。

さて、放課後オーバーフロウが終わるとやっぱりそのままサヨナラノツバサのシーンが進み、聴こえてきちゃうんですよ。あのアカペラのノーザンクロスが。そう…娘々Final Atackです。2011年の劇場版公開から8年の時を経て初披露ですよ!たまんねえ。冷静ぶってこのメドレーの好きなところを挙げるとライオンの間奏です。

はい、この次はもう言わずもがなです。サヨナラノツバサをやるしかありません。ぶっちゃけ10分くらい前からこの展開が半ばわかってたわけじゃないですか。私は。察しがいいので。いざ始まったらどうなったかって?大号泣ですよ(ほんとに嗚咽しながら)。地平線揺さぶった。炎はまだ燃えてる。

僕がライブで嗚咽したのはこれとイナズマ2015でHOT LIMIT原曲のイントロが流れた時の2回だけです。

一回だけマクロスのファンクラブイベントで歌ってたのはもちろん把握してますが、きちんとしたライブとしてはこれも8年越しの初披露。おたく続けるもんですね。「現地で聴きたかった」という思いもあるんですが、ライブビューイングで映画館で見ることにより当時サヨナラノツバサを見に行った記憶と重なるという、貴重な体験ができたのでそれはそれでよかったなあと。

そんな魔法のような時間も終盤に。なんとこのサヨナラノツバサ再現、部長とまめぐの発案ですってよ。サヨナラノツバサ後にFのちゃんとしたライブがなかったからって。推しが最大手。ありがてえ。そんなMCの中でまたマクロスFでライブやりたいと大勢を証人に話す二人。共に三十路ということで大人になりました。部長とまめぐは同い年なのがまた熱いよね。菅野さんも巻き込んで実現したらいいよね!インフルエンザの心配をあんまりしなくていい時期にやろう。

最後は「dシュディスタb」になるかなー何かなーと思っていると「Get it on〜光速クライmax」。この曲はソロver.の音源は出てないけど部長のワンマンでも何度か披露されているという珍しい扱いなので、初めてではないけれど楽しい。最後にやるのもいいね。君(まめぐ)のスカートが翻るというハプニングもあり最後まで気が抜けなかったです。

ワルキューレとのコラボでレジェンド(先輩)としての迫力出まくりのシェリルさんを見られたのもこのイベントならではでよかった。ほんとマクロスFファンにはたまらないライブだった…ライビュいっといてよかった…

 

(回想終わり?)

さて!個人的には2019年部長納めとなったホールツアー、chord G/D!KIUの仕上がりが最高だったこともあり大阪と名古屋の2本参加しました。

全部大丈夫やマイヒロイン 、Shine A Light、もちろんAMICITIAもありといったように、数ヶ月前のKIUで核となっていた曲たちがこちらのツアーでも披露されることでKIUで部長と部員が築いたものの再確認、そして更なる積み重ねができたのがとても楽しかったです。追加公演とかじゃなくタイトルの異なるツアーが1年の間に2種類あるのって贅沢。サマー・スライダーがタオル曲ということでますますフェス(イナズマ)向きの一曲に仕上がった!

アコースティックコーナーは日替わりでしたが、大阪であの「my teens, my tears」。ちょこちょこセトリに入ってるイメージですが、大阪でやったのは2009年のLOVE & JOY以来なはず。私の初ライ部にしてアンコールで部長の声が出なくなってしまったあの日。マニピュレーターのかっしーが水飲み芸で繋いでいた光景を今でも覚えています。そしてあの声が出ない状態での振り絞るようなmy teensも。初のワンマンから10年という話を部長本人がしていましたが、その節目に無事に大阪でmy teensを歌い切る部長を見られて一つすっきりしたような気がしました。曲単体としてなら部長自作曲の中で一番好きなまであるので単純に聴けて嬉しいというのもありつつ。

そしてもう一つハイライトとして挙げられるのがバラードコーナーのダイアモンドクレバス(名古屋はその前の妖精)から始まるマクロス曲パート。オベリスク・ライオンと続き、劇場版イツワリノウタヒメのクライマックスと同じ並び。あのクロスオーバーライブがあった2019年にここまで手厚いフォローがあるなんて。やはり推しが最大手。感謝。ライブ後の振り返りブログでよくこれからもずっとシェリルと共に生きていくという話をしているけれど、その想いをまた改めて見せつけられたライブでした。

そんなライブの本編ラストのセトリが

涙の海を東へ→Belief→AMICITIA→graphite/diamond

と今の部長の持つ瞬間火力最大コンボをほぼノンストップでお見舞いと。ここで全てを出し切れたのがこれまた気持ち良かった。ともすれば似たような曲ということで、今回は新曲優先でBeliefやAMICITIAは無いかもと思ってたところに全部載せでした。終盤にこれくらいまとめて盛り上がるゾーンがあるセトリ大好きです。

アンコールの最後がふぉねなのもよかったー!WE AREもいい曲だけど個人的にふぉね推しなので。手書きの歌詞がビジョンに表示される演出もあり。今回このビジョンいい仕事してたよね。ライブハウスに対してこういうのが加わるのがホールツアーの醍醐味。

 

人生100年時代、あと70年部長やるとのことなので部長より年下と言えど体力的にはこれからは頑張ってついていかなければいけなくなってくるだろうから気合い入れてくぞー。

でもそれ以外の心配は無いというか、この10年を振り返るとライ部へ行けばニコニコと食べ物の話をして、でもダイアモンドクレバスはしっとりと歌い上げる部長がいつもいてくれる心強さたるや。

色々悩んでるんだろうなあというのがこちらにも見えてるような時期もあったけれど今はほんとのびのびやってるなあというのが伝わってくるので安心して推せる。なんとかもう一売れさせてあげたい。もっと簡潔に良さを伝えるような文章を書けるようになったりすれば力になれるのかしら。頑張ろう。

さて、まさかまさかの超大作になってしまいましたが、これにてお開き。2019年はワンマンに5本行ったということで、恥ずかしながらこの10年で一番May'nさんを推した一年でした。2020年もそのペースを維持できるか分かりませんがどんな形でもずーっと部員として突っ走るぞー!